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case
2021.2.20 認知症の祖母
相談者としては父の病気のこともあり、自分の家族のこともあるため、正直叔母の面倒まで見る余力はなく、また、どうしていいかもわからない。なお、叔母の預貯金も家に入れないため、どこにあるか分からない。
関係者 |
叔母(相談者の父の妹) 相談者 相談者の父 |
財産 |
叔母 借地付建物 預貯金不明 |
父の妹とは小さいころ遊んでもらったりという記憶があるが、最近は全く連絡をしていない。叔母に子供はおらず、夫もいない。
父はこの叔母のことをかわいがっており、また心配もしておりたまにやり取りをしている。
叔母の家は相談者の家から電車で1時間くらい。
最近、父に病気が見つかり、父も話すことが難しくなってきたため、叔母と連絡取れるような状態ではなくなっている。
そんな時、警察から父宛に連絡があり、相談者が代わりに対応したところ、どうやら叔母が認知症により徘徊し、警察に保護されたとのこと。
相談者が急いで警察署に駆け付け、叔母を家に送り届けたところ、叔母の家の中はひどい状態で、人が住むような状態ではなかった。
叔母のケアマネージャーに話を聞くと、ここ最近認知症が進み徘徊も多くなってきている。また、以前から猫を飼っていたが、その世話もできなくなっているのだが、猫が家に住み着いており、叔母も特段気にすることもないため、家の中が非常に不衛生になっている。近所からも苦情が来ている。どうにかしてほしいとのこと。
ただ、相談者としては父の病気のこともあり、自分の家族のこともあるため、正直叔母の面倒まで見る余力はなく、また、どうしていいかもわからない。なお、叔母の預貯金も家に入れないため、どこにあるか分からない。
叔母に後見人を選任する申立をする。後見人が叔母の財産管理(調査)及び施設入所をすることに。
まず、後見人が財産調査として金融機関に調査依頼をしたところ、およそ2000万円預貯金があることが判明。
後見人がケアマネや関係者と相談をして、施設への入所を進めてもらう。
さらに、地主とやり取りをしてもらい、家の引き払いをしてまでしてもらった。家の中に住み着いていた猫も、後見人が行政や動物愛護団体と話し合ってもらい、どうしても出ていかない猫については、引き取ってもらった。
いまでは叔母は施設で穏やかに暮らしています。また、父も叔母の様子を知り安心したようです。
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