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case
2021.2.20 高齢の両親
父も母も年に数回家族全員が自宅に集まることをとても楽しみにしているため、自宅をすぐに売却することは考えていないし、する必要もない。しかし、自宅は古くこのままにしておくと危険なため、近いうちに修繕も必要だと思われる。
関係者 |
委託者兼受益者父(A) 二次受益者母(B) 受託者(相談者)長男(C) 信託監督人次男(D) ABは地方在住 CDは東京在住 |
委託者の財産 |
A名義の自宅不動産 預貯金1億円 有価証券3000万円 収入は年金と有価証券の配当金 Bの預貯金は1000万円 |
父母共に地方在住。
父は既にリタイヤしており、いまでは読書や多少の株取引を趣味として悠々自適の生活を送っている。
母は、ずっと主婦をしており、最近物忘れが進んできている。
長男次男は既に独立しており、それぞれに家族がいるが、毎年お盆やお正月には家族全員が実家に集まって、にぎやかに過ごしている。
父も母も高齢になってきており、父から、母と一緒に施設に入ろうと思っていると打ち明けられる。そうすると、自宅の管理をどうするかが問題になる。父はまだ判断能力に衰えはないが、この先認知症になった場合、または病気で寝たきりになってしまった場合に備えた方がいいのではないかと長男は考えている。
ただ、父も母も年に数回家族全員が自宅に集まることをとても楽しみにしているため、自宅をすぐに売却することは考えていないし、する必要もない。しかし、自宅は古くこのままにしておくと危険なため、近いうちに修繕も必要だと思われる。
ABが施設入所した後、年に1、2回程度しか帰省できないため、自宅を不動産会社に管理委託することに。管理委託したことにより、家に白アリの巣があることが判明し、早急に対応できた。また、これを機に、父母が家にいるときに過ごしやすいようバリアフリー化もした。
今年の夏に父母が一時帰宅するので、家族全員これを楽しみにしている。
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